生物死骸硬質化 延岡海岸にコンクリーション群

延岡市須美江町の海岸部で確認された球状コンクリーションを指差す名古屋大博物館長の吉田英一教授=12日午後

 海底の生物死骸から形成される硬質化した岩石「球状コンクリーション」について、名古屋大博物館長の吉田英一教授(61)=応用地質学、延岡市出身=と宮崎市の県総合博物館は、延岡市の海岸の複数箇所で確認したと発表した。県北地域での複数箇所の確認は初。12日には報道陣向けに現地説明会があり、約4500万年前に形成された県内で最も古いコンクリーション群の一つであることなどを説明した。

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