大林氏、理事を退任 のと共栄信金

大林重治氏

  ●相談役は継続

 のと共栄信用金庫の大林重治理事相談役(80)が16日の総代会で理事を退任する見通しとなった。相談役の肩書は継続するものの、経営の一線から退く。

 大林氏は七尾市出身、七尾高卒。1994年に旧能登信用金庫理事に就き、99年に同理事長。2003年に共栄信金と合併し、現信金となった後も理事長を務めた。18年に会長、21年から現職。

 02年には旧輪島信用組合から事業譲渡を受け、03年に旧石川銀行の店舗を引き受けるなど能登地域の金融を支え、共栄信金との合併後も業容拡大の先頭に立ってきた。

 13年から昨年までの3期9年にわたって七尾商工会議所会頭を務め、現在は常任顧問となっている。

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