中国、キューバに情報施設 米長官、スパイ活動警戒

ブリンケン米国務長官(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】ブリンケン米国務長官は12日の記者会見で、中国がキューバに情報収集施設を置き、2019年に増強したと指摘した。中国が自国から離れた地域でも軍事的影響力を行使できるよう、世界各地でスパイ活動を拡大しているとの見方を示し、警戒感を表明した。

 米紙ウォールストリート・ジャーナルは、中国がキューバにスパイ施設を置いていると報道。中国外務省は「虚偽だ」と反発していた。ブリンケン氏は今週訪中し、中国の秦剛国務委員兼外相と会談する見通しだと報じられており、議題に上る可能性がある。

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