国際ボクシング協会が提訴へ IOCの承認取り消し勧告で

 【ジュネーブ共同】国際オリンピック委員会(IOC)から組織運営などを問題視されて統括競技団体としての承認を取り消される見通しとなった国際ボクシング協会(IBA)が、IOCの対応を不服としてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴すると12日、ロイター通信が関係者の話として報じた。

 IOCは22日の臨時総会に、承認取り消しやIBA管轄下で行われないことが決まっている2024年パリ五輪の予定通りの競技実施を勧告する。関係者によると保留扱いとしていた28年ロサンゼルス五輪も実施競技で維持する方針。IBAはIOCの判断を受け「真に忌まわしく、純粋に政治的なものだ」と批判していた。

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