全米OP初開催のロサンゼルスCC 写真で全ホールを見る(イン編)

2023年のメジャー第3戦「全米オープン」が15日に開幕する。カリフォルニア州ロサンゼルスCCでのプロトーナメント初開催にあたり、ベールに包まれていた会員制プライベートコースの18ホール全貌も明らかとなった。イン9ホールを写真でチェックする。

■10番(パー4)/409yd

右に見えるバンカーは285yd付近にある(撮影/田辺安啓(JJ))

10番は右サイド285yd付近にバンカーが設置されたパー4。セカンド地点のフェアウェイは全体的に右から左へ下がっている。周辺に4つのバンカーが点在するグリーンは奥からセンターにかけて下り傾斜になる。

グリーン手前のバンカーは深め(撮影/田辺安啓(JJ))

■11番(パー3)/290yd

長いパー3の11番(撮影/田辺安啓(JJ))

11番は290ydもあるパー3。オークモントCCの8番(300yd=2007年、299yd=16年)に次いで大会史上3番目の長さとなる。センターがへこんでいるような形状のグリーン手前には深いバンカーがプレッシャーをかける。

左サイドのバンカーに入れると距離感は難しそう(撮影/田辺安啓(JJ))

■12番(パー4)/380yd

少し左ドッグレッグでグリーンが見えないブラインドホール(撮影/田辺安啓(JJ))

ティイングエリアからグリーンが見えないブラインドホールの12番。やや左ドッグレッグで、280yd付近のフェアウェイは狭め。右奥から左手前へと下っているグリーン手前にはコースで最も大きいバンカーがあり、ショット精度の見せどころ。

コースの中で最も大きいバンカーが待ち構える(撮影/田辺安啓(JJ))

■13番(パー4)/507yd

グリーンに近づくほどバンカーが増える(撮影/田辺安啓(JJ))

13番は500yd超のミドルホール。比較的広いフェアウェイにはアンジュレーションがある。グリーンに近づくほどバンカーが増え、残り70yd付近にある右サイドのバンカーと右横のガードバンカーに注意したいところ。グリーンの傾斜は左奥から手前へと下っている。

グリーン右横にもバンカーが待ち受ける(撮影/田辺安啓(JJ))

■14番(パー5)/623yd

ビル群に向かって打っていくティショット(撮影/田辺安啓(JJ))

バックナインで唯一のロングホールとなる14番には複数のティイングエリアがある。280yd付近に配置された右バンカーを越えていくためには、キャリーで310ydが必要。右サイドはOBゾーン。手前のバンカーが歪(いびつ)な形をしたグリーン自体もアンジュレーションがあって厄介。

グリーン手前のバンカーが独特な形(撮影/田辺安啓(JJ))

■15番(パー3)/124yd

グリーンは手前に向かって緩やかに下っている(撮影/田辺安啓(JJ))

124ydと短いパー3の15番。バンカーに囲まれた「く」の字型のグリーンは、後方から手前に向かって緩やかに下っており、ピン位置次第で難度も変わってきそうなホール。

■16番(パー4)/542yd

ティショットのイメージ。左サイドにフェアウェイバンカーがある(撮影/田辺安啓(JJ))

最も長いパー4となる16番は打ち下ろしのティショットで距離を稼ぎたい。315yd付近に待ち構えるフェアウェイバンカー、右手前30ydの位置に口を開けるガードバンカーにも要注意。広めのグリーンは両サイドからセンターにかけての下り傾斜となる。

打ち下ろしでランも出そうなホール(撮影/田辺安啓(JJ))
グリーン手前30yd付近が少し狭い(撮影/田辺安啓(JJ))

■17番(パー4)/520yd

手前から右サイドにハザードが広がる(撮影/田辺安啓(JJ))

17番はハザードがある右サイドへのミスを避けたい。ボールコントロールできればティショットが比較的やさしい一方、グリーンまで50yd付近から縦長に広がるバンカーが難度を上げる。奥のエリアが下がっている2段グリーン。

フェアウェイから見たグリーン風景(撮影/田辺安啓(JJ))
緩やかな2段グリーン(撮影/田辺安啓(JJ))

■18番(パー4)/492yd

ティイングエリアから見た18番。隣が1番ホール(撮影/田辺安啓(JJ))

500yd近いパー4の18番はティイングエリアからグリーンが見えづらい。フェアウェイはワイドで、左横のガードバンカーは手前50ydの位置から広がっている。右サイドにもバンカーがあるグリーンは後方からセンターにかけて緩やかな下り傾斜となる。

右手前のバンカーにも要注意(撮影/田辺安啓(JJ))
18番グリーン(撮影/田辺安啓(JJ))

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