「深い悲しみに…」栄光の日々を送ったミランが急逝したベルルスコーニ元会長を追悼「ありがとう、会長。永遠に、我々と共に」

[写真:Getty Images]

ミランが、かつて会長を務めたシルヴィオ・ベルルスコーニ氏を追悼した。

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12日、イタリアの元首相であり、かつてミランで会長を務めたベルルスコーニ氏が86歳で急逝した。

ベルルスコーニ氏は、今年4月に呼吸困難を訴えてミラノのサン・ラファエレ病院に緊急搬送。同病院の循環器病棟で集中治療を受けることに。状態は安定していたものの、慢性骨髄単球性白血病と診断されていた中、9日に検査入院。12日朝に容態が悪化し、帰らぬ人となってしまった。

『メディアセット』グループを率い、イタリア国内でメディア王と評されたベルルスコーニ氏は1986年にミランを買収。以降、巨額の資金を投下してタレント軍団を形成し、セリエA3連覇やチャンピオンズリーグ連覇など黄金期をもたらすなど、31年間の在任期間に29個のタイトルを獲得。同クラブを世界屈指の強豪に押し上げていた。

クラブに栄光をもたらしたベルルスコーニ氏の逝去を受け、ミランはツイッターで追悼。懐かしの映像などと共に、ベルルスコーニ氏へメッセージを送った。

「ACミランは深い悲しみに暮れ、忘れられないシルヴィオ・ベルルスコーニ氏の死を悼み、彼の家族、協力者、親しい友人たちを温かく迎えたいと思う」

「明日、我々は別のゴールを夢見て、別の挑戦を考え出し、別の勝利を探すだろう」

「ミラノという夢に、自分の人生を賭ける冒険を共に経験した我々全員の中にある、善、強さ、真実を象徴するものとなるだろう」

「ありがとう、会長。永遠に、我々と共に」

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