東部、南部で7集落奪還 反攻本格化「90平方キロ解放」

12日、ウクライナ東部ドネツク州で、戦車の上に座るウクライナ軍兵士(ロイター=共同)

 【キーウ共同】ウクライナのマリャル国防次官は12日、反転攻勢を本格化させたウクライナ軍が東部ドネツク州と南部ザポロジエ州の計7集落を奪還したと明らかにした。通信アプリで述べた。それぞれの戦線で前進した距離は計6.5キロに上り、計90平方キロの領土をウクライナの管理下に取り戻したとした。

 国防省によると、ドネツク州の激戦地バフムトでは250~700メートル前進した。ゼレンスキー大統領は12日の声明で、ここ数日の雨天により任務は困難になっているとした上で「兵士たちの力が、結果をもたらしている」とたたえた。

12日、ダムが決壊したウクライナ南部ヘルソン州で住民らへ人道物資を渡すウクライナ兵(ロイター=共同)
12日、ダムが決壊し洪水に見舞われたウクライナ南部ヘルソン州の住民(ロイター=共同)

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