南一輝(エムズ雫石)が世界体操切符 全日本種目別、床と跳馬2冠

男子の床運動と跳馬で2冠を達成し、世界選手権団体総合メンバーに選ばれた南一輝(エムズスポーツクラブ雫石)=11日、東京・国立代々木競技場

 【東京支社】体操の全日本種目別選手権最終日は11日、東京都の国立代々木競技場で決勝が行われ、男子の南一輝(23)=エムズスポーツクラブ雫石=が床運動と跳馬で2冠を達成し、世界選手権(9~10月、ベルギー)団体総合メンバーに決まった。

 南は得意の床運動で15.133点をマーク。仙台大2年から続く連覇を5に伸ばし、2021年世界選手権銀メダリストの存在感を示した。

 跳馬も14.783点で初優勝。残り2枠となっていた代表に選ばれ「床運動で5連覇できてうれしい。跳馬は練習以上の演技ができた。世界選手権では床運動と跳馬で力を出し切って、団体総合金メダルに貢献したい」と喜びに浸った。

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