レトロな洋風建築「大正ロマン館」が2カ月休館 レストランや売店、大幅リニューアルへ 兵庫・丹波篠山

館内の改修工事が始まる「大正ロマン館」=丹波篠山市北新町

 篠山城下町にあるレトロな外観の観光拠点施設「大正ロマン館」(兵庫県丹波篠山市北新町)が、館内の改修工事のため、12日から長期休館に入った。8月9日までの約2カ月間の予定。

 同館は、ちょうど100年前の1923(大正12)年に建築された旧篠山町役場を活用した施設で、市が所有する。目を引く、趣のある建物で、大正期の洋風建築は市内でも少なく、市の「景観重要建造物」に指定されている。

 木造平屋で約544平方メートル。館内にはレストランや売店などがあり、丹波篠山の特産品、土産物などを販売する。市商工会や市観光協会の出資で設立された観光まちづくり会社「アクト篠山」が、指定管理者として運営している。

 今回は館内の大幅なリニューアルでイメージを一新する。市が改修予算約2400万円を計上している。(堀井正純)

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