エンゼルスがダニエル・マーフィーを獲得へ 球宴3度のベテラン

日本時間6月13日、エンゼルスが独立リーグのロングアイランド・ダックスに所属するダニエル・マーフィーの契約を買い取ったことが明らかになった。ダックスが球団公式のプレスリリースで発表した。マーフィーはメジャー通算1572安打の実績を誇る38歳のベテラン。まだエンゼルスからの公式発表は行われていないが、ダックスのプレスリリースによると、マーフィーはエンゼルス傘下AAA級ソルトレイクに合流する予定となっているようだ。

マーフィーは2021年1月に現役引退を表明。12年間のメジャー生活で通算1452試合に出場し、1572安打、打率.296、138本塁打、735打点、68盗塁、OPS.796をマークしているが、最も印象的な活躍はメッツ時代の2015年のポストシーズンだろう。マーフィーは自身初のポストシーズンで6試合連続アーチを含む打率.328、7本塁打、11打点、OPS1.115の大暴れ。メッツのリーグ優勝に大きく貢献した。翌2016年はナショナルズに移籍し、打率.347、25本塁打、104打点、OPS.985の好成績でMVP投票2位にランクイン。このほか、オールスター・ゲーム選出3度、シルバースラッガー賞2度、2015年リーグ優勝決定シリーズMVPといった実績を誇っている。

今季は独立リーグで現役復帰を果たし、37試合に出場して打率.331、2本塁打、19打点、OPS.861をマーク。まだメジャーで活躍できる可能性があると判断したエンゼルスが獲得オファーを出したとみられる。独立リーグでは一塁と二塁を守っていたが、エンゼルスの内野は層が厚い。3年ぶりのメジャー復帰への道のりは容易ではないものの、マイナーでも自慢の好打を発揮することができれば、ロッキーズ時代の2020年以来となるメジャー復帰が実現するかもしれない。独立リーグで見せた好打はマイナーAAA級でも通用するのか、今後の動向に注目したい。

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