長崎市で千羽鶴燃やされる 爆心地公園内施設、県職員を逮捕

長崎市の爆心地公園で、千羽鶴が燃えた現場付近を調べる警察官や消防隊員=13日午前10時5分

 13日午前6時20分ごろ、長崎市松山町の爆心地公園に設けられた被爆者慰霊のための献花台に供えられていた千羽鶴や花が燃やされた。通行人男性の通報で長崎県警の警察官らが駆け付け、近くにいた県職員の男(23)を器物損壊容疑で現行犯逮捕した。ライターで折り鶴に火を付けたと認めているという。

 逮捕容疑は13日午前6時20分ごろ、長崎市松山町の爆心地公園で供えられた千羽鶴をライターで火を付け燃やした疑い。

 署や地元消防によると、千羽鶴などが置かれていた献花台は幅約35センチ、奥行き約65センチにわたって焼けた。負傷者はいなかった。男は病気で療養中だったという。

千羽鶴や花が燃やされた長崎市の爆心地公園の現場=13日午前(長崎県警提供)

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