石川佳純さんが卓球教室 熱血指導に込めた思い

6月10日、千代田区の小学校に響き渡った大歓声。五輪3大会連続メダリスト・石川佳純さんが引退後、初めて公の場に姿を見せ、卓球教室に参加しました。石川先生の熱血指導です。

大きな拍手に迎えられ登場した石川佳純さん。引退から約1カ月、その手には再びラケットが握られていました。

石川さん:「きょうは短い時間ですけど、みんなと楽しく卓球ができたらいいなと思います。よろしくお願いします」

お茶の水小学校の5年生と6年生・約90人を対象に開かれた、石川先生の卓球教室。

記者:「石川先生の熱血指導で、児童たちの笑顔が弾けています」

現役時代、五輪3大会連続でメダル獲得という快挙を成し遂げた黄金の左腕で、キレのあるラリーを披露します。その左腕をラケットに添えてもらい、一緒にプレーした児童たちは大興奮でした。

参加した児童:「(球が)異次元、異次元の速さ。楽しかった」「五輪に出た素晴らしい選手がこの学校に来てくれた事がうれしいなと思いました」

さらに、児童たちの頑張りを応援する保護者たちの笑顔も観客席にあふれ、そして何より、石川さん自身が佳純スマイル全開。2時間を超える元トップアスリートと小学生たちの交流は、大きな盛り上がりをみせました。

参加した児童:「石川さん、ありがとうございました!」

引退会見の時、「これからは卓球に恩返しする人生」という言葉を残した石川さん。今回の卓球教室は、その第一歩だと話します。

石川さん:「初めて卓球する子たちでも楽しんでくれたかなと。スポーツの楽しさを子どもたちに伝えられたらと思いますし、たくさんの人に卓球をしてほしいと思います」

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