青森副市長に赤坂経済部長を起用へ 28日議会提案

 4日に就任した青森市の西秀記市長が、副市長に赤坂寛・市経済部長(60)を起用する考えを固めたことが12日、関係者への取材で分かった。28日開会の定例市議会に人事案を提案する。現職の能代谷潤治副市長は近く辞職する見通し。

 西市長は就任会見で副市長人事について、行政経験者と経済界から1人ずつ計2人を充てる考えを示していた。現時点で副市長人事の提案は赤坂氏のみで、残る1人は今後も継続して人選を進めていく方針だ。

 関係者によると、赤坂氏は経済畑が長い上、健康福祉部や都市整備部、交通部などにも所属し、幅広い分野で市行政の経験があることが起用の理由という。西市長は新型コロナウイルス禍で疲弊した市経済の活性化を最も重視しており、「西カラー」を出すための人選を進めたとみられる。

 西市長は取材に「まだお話しできることはない」と述べ、赤坂氏は「何も申し上げられない」と話した。

 副市長は市条例で2人配置できるが、2017年9月から1人体制が続いている。

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