ナポリで序列低下のデンメ、来季2部のヘルタ・ベルリン移籍に向けて交渉か

[写真:Getty Images]

ナポリの元ドイツ代表MFディエゴ・デンメ(31)が、ドイツへの帰還を希望しているようだ。

熱烈なナポリファンであるイタリア人の父を持つデンメは、2020年冬にRBライプツィヒからナポリへ加入。加入初年度から主力に定着すると、2019-20シーズンにはコッパ・イタリア優勝にも貢献した。

しかし、今季は昨年7月に行われたプレシーズンマッチでヒザを負傷すると、復帰後もポジションを掴めず。クラブが33年ぶりのスクデットを獲得する歴史的なシーズンを送った一方で、公式戦出場はわずか7試合と不本意な成績に終わった。

こうした状況もあり、ドイツ『スカイ・スポーツ』によるとデンメは移籍を強く希望しており、ヘルタ・ベルリンが最有力候補になっているとのことだ。選手は移籍による減俸も辞さない構えであり、ヘルタ・ベルリンは交渉成立を楽観視しているという。

一方で、デンメとナポリの契約は2024年夏まで残っており、クラブ間の交渉は継続されている模様。今シーズンのブンデスリーガを最下位で終え、2部降格が決定したヘルタ・ベルリンが多額の移籍金を支払うのは困難であることから、交渉の行方が注目される。

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