病院搬送時に80代女性転落 硬膜下血腫で入院、死亡

 広島県三次市の備北地区消防組合は13日、同市内の病院から慢性心不全の80代女性を搬送する際、救急車のストレッチャーから女性が転落し、その後死亡したと明らかにした。急性硬膜下血腫と診断され入院していた。県警三次署が業務上過失傷害の疑いで、転落と死亡との関係を調べている。

 備北地区消防組合によると、4月19日に女性を三次市内の病院から別の病院へ移す際、女性を乗せたストレッチャーを高さ約70センチまで持ち上げたところで落下した。頭と右肩を打って入院した後、今月7日に死亡した。

 救急隊員3人がストレッチャーへ乗せ換えたが、女性の体を固定するベルトを締めていなかった。

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