こだわりのコーヒーに日替わり和膳やあつあつのパイ♪大人がくつろげる喫茶店

毎週月~金曜日ゆうがた5時30分から放送している奈良テレビの「ゆうドキッ!」では「奈良にうまいもんあり!」と題して、プロの料理人に紹介してもらった美味しいお店をつないで紹介していきます。

※この記事は6月12日(月)に放送された内容です。

今回は橿原市の近鉄新ノ口駅から西へ徒歩2分の場所にある、「CAFE我留慕(がるぼ)」さんです。

レトロな雰囲気が評判の落ち着いたお店で、メニューの豊富さからも人気があって多くの人が訪れているそうです。店内の壁にはフォークギターと絵画が並びます。

マスター・辰巳安宏さん
「僕らが若い時にフォークソングが1番の流行りやって、それでフォークソングにハマって、ギターを弾いていたんです。これらは集めたものです。絵画は、ジャズのジャケットを僕の友人が板を切って立体的に作ってくれたものです。」

マスターの辰巳さんは、もともとコーヒーが大好き!ということで、学生時代からの夢だったカフェをオープンしました。「昔ながらの濃厚な大人の珈琲」を看板に掲げる我留慕さんのコーヒーは、どんな味なのでしょう?

オリジナルのブレンド「我留慕ブレンド」は、5種類の豆を使用し、焙煎もすべて濃い深煎り。さらに、昔ながらの濃厚さを出すために、一杯ずつネル生地を使った抽出方法の「ネルドリップ」で淹れているとか。雑味がなく、コクがあり、後味がすっきりしています。

我留慕は食事のメニューも豊富で、この日替わりメニューの「昼膳」は、和食のおかずが6~7品入った家庭料理です。

マスター・辰巳安宏さん
「カフェっていうと和食っていう和食があんまりないんでね、それをみなさんに食べてもらいたいなと思ってやってます。」

まずは、大皿の上部の器に入った「あんかけ」をいただきます。

大きくて分厚い揚げ茄子に、鶏肉のから揚げ、かぼちゃと里芋があんかけになった小鉢です。茄子がトロットロで、絡まったあんがさらに口の中でとろけていきます。

続いて、「白ネギのわさびマヨネーズがけ」をいただきました。

白ネギを出汁で煮て、わさびとマヨネーズを出汁でちょっと割ったものをかけたものです。わさびマヨネーズが辛いんじゃないかと思っていましたが、ねぎの甘みとわさびのとがった辛みがマヨネーズと出汁でとてもまろやかになっています。お客さんからも人気の高い一品で、作り方を尋ねられることも多いそうです。

魚料理は煮魚か焼き魚が用意されていて、この日は「ブリの照り焼き」でした。ひと口頬張るとふわっと鼻を抜ける香りが。この正体は…!?

マスター・辰巳安宏さん
「山椒です。魚の臭みを飛ばすのと、甘辛い味だけじゃなくて香りでもアクセントがあったほうがいいと思いまして。」

カフェでこれだけ充実したお昼ご膳が食べられるなんて、大満足です。さらに、我留慕の数あるスイーツメニューの中でマスターのおすすめはこちら!

「焼きたてミックスベリーのクリームチーズパイ」です!

デザートのケーキやパイは、ホールを切ってピースで出てくるイメージですが、焼きたてのパイがまるごとドンと出てくるのが我留慕流。

マスター・辰巳安宏さん
「オーダーが入ってから生地を伸ばして焼いて、焼きたてのサクサクを食べてほしくて焼きたてを提供してます。」

あつあつのパイはナイフいれると小気味よいザクッ!という音が。一口ほおばると、パイのざくざくとした食感に、トロッとまろやかなクリームチーズ、冷たいブルーベリー・ラズベリー・カシスなどのミックスベリーのさっぱりとした酸味と甘さ…思わず笑いだしてしまうほどのおいしさです。

マスター・辰巳安宏さん
「大人の方がコーヒー、デザート、食事も含めてゆったりできる空間をつくりたかったもので。古い町家風の作りですから、自分の家に帰ってきたような気分でゆったりくつろげると思うんです。」

くつろぎの喫茶店、我留慕さん。ゆったりできる喫茶店を探している方はぜひ訪れてみてください。

■店名 CAFE 我留慕(がるぼ)

■住所 橿原市新口町267-1

■営業時間 11:00~23:00(L.O. 22:00)

■お休み 月曜(祝日の場合は営業 翌火曜休み)

※この記事は取材当時の情報です。

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