浮気を疑う上司の妻からの電話 正直に事実を伝えるが怒らせてしまう 「アシスタント」本編映像

2023年6月16日より劇場公開される、「ジョンベネ殺害事件の謎」などのドキュメンタリー映画作家のキティ・グリーンによる初の長編映画「アシスタント」から、本編映像の一部が公開された。

映像は、自分の”正義”を貫こうとした結果、うまくいかない状況を招いてしまうジェーンの姿が切り取られている。浮気を疑っている上司の妻からの電話に対して、適当なウソでその場をしのぐことをアドバイスする先輩スタッフ。しかし、「ウソはイヤ」とジェーンは先輩に反論し、正直な事実を伝えるものの、上司の妻を怒らせてしまう。反論した結果の良くない結末に、気まずい空気が流れる。なぜ上司の不倫に自分がいやな思いをしなければならないのか。これが社会だと思いつつも、まだすべてを飲み込むことのできないジェーンが複雑な表情を見せる。

「アシスタント」は、2017年にハリウッドを発端にして巻き起こった「#Me Too運動」を題材に、今日の職場における問題を掘り下げた作品。名門大学を卒業したばかりのジェーン(ジュリア・ガーナー)は、映画プロデューサーという夢を抱き、有名エンターテインメント企業に就職する。業界の大物である会長のもと、ジュニア・アシスタントとして働き始めたジェーンが遭遇するのは、早朝から深夜までの平凡な事務作業に追われる毎日や、常態化しているハラスメントの積み重ねだった。ある日、会長の許されない行為を知ったジェーンは、この問題に立ち上がることを決意する。

ニューヨークのタイムズスクエアの裏手にある薄汚れたオフィスで、18日間という短期間で撮影された。ジェーンを演じたのは、Netflixオリジナル「オザークへようこそ」で3度のエミー賞助演女優賞を受賞したジュリア・ガーナー。

【作品情報】
アシスタント
2023年6月16日(金) 新宿シネマカリテ、恵比寿ガーデンシネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開
配給:サンリスフィルム
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