「議会を軽視している」安芸高田市議会 道の駅に「無印良品」出店関連予算を削除 広島

広島県の安芸高田市議会は13日、市内の「道の駅」に無印良品が出店することを巡り、一般会計補正予算案に計上された出店に伴う施設の改修費を削除する修正案を可決しました。

道の駅「三矢の里あきたかた」には、無印良品が出店を予定しています。無印良品を展開する良品計画は4月、道の駅への出店を発表し市は、施設を改修するための調査設計管理費450万円の支出を、時間的な制約から議会を経ずに決定する専決処分にしていました。

しかし、12日に開会した市議会で、議員から「議会を軽視している」などの声があがり、専決処分については賛成少数で不承認としました。

一方で市は、出店に伴う施設の改修費3300万円を、一般会計補正予算案に計上していました。しかし、13日の市議会予算決算常任委員会で、「欠落した手続きでの補正予算を認めることはできない」として、工事費を削除した修正案が提出されました。採決の結果修正案が可決されました。

安芸高田市では、石丸市長が就任して以降、市長と議会側の対立が続いています。

© 株式会社中国放送