選手村建設見送り、主催者は理解 26年アジア大会、ホテルで代替

 愛知県と名古屋市が共催する2026年夏季アジア大会で、選手村建設が見送られる方針となったのを受け、大会主催者のアジア・オリンピック評議会(OCA)の幹部が13日、代替となる県内の宿泊施設を視察し、名古屋市で記者会見した。幹部は「ユニークなアプローチだ。選手が満足するならいい」と宿泊施設の活用に理解を示した。

 視察したのは、OCAのビノッド・ティワリ事務総長代行ら。活用を予定している名古屋市のホテルなどを見て回った。選手村は旧名古屋競馬場跡地に建設される計画だったが、物価高などによる経費増大への懸念から、大会組織委員会が建設を見送る方針を決めた。

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