岡山県知事の提案説明 AIで分析 防災、人口減対策を重視

AIによる提案理由説明の分析結果

 13日に開会した6月定例岡山県議会で伊原木隆太知事の提案理由を人工知能(AI)を用いて分析したところ、西日本豪雨を踏まえた防災関連施策や人口減少対策を重視している傾向がうかがえた。

 データ解析を手がけるユーザーローカル(東京)のツール「テキストマイニング」を活用。使用頻度が高く、特徴的な単語を大きく図示した。

 伊原木知事は「災害」に5回触れ、県を挙げて防災力向上に取り組む姿勢を強調。静岡県熱海市の土石流災害を受けて規制法が施行された「盛り土」には3回言及し、対策を強化すると語った。

 人口減少対策では、「移住」「定住」を計7回発言し、市町村と連携した推進策を講じると説明。今月明らかになった2022年人口動態統計(概数)で県内の出生数が過去最少を更新したことにも触れながら「少子化対策」を3回用い、「待ったなしの課題。できることは全てする」と述べた。

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