6月13日、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦しているレプソル・ホンダ・チームは、6月16〜18日にザクセンリンクで行われる第7戦ドイツGPにジョアン・ミルが欠場すると発表した。
ミルは、第6戦イタリアGPの初日に行われたプラクティス2の1コーナーで転倒を喫した。その後に検査を受けた結果、右手小指の周囲に損傷があることが判明し、高速サーキットのムジェロは体力的に過酷なことから、欠場していた。
そして、帰国後に精密検査を受けたところ、滑液と炎症を伴う右手の挫傷が確認されたという。現在は治療を受けており、早期回復を目指しているようだが、筋力と可動域が制限されるため、連戦となる第7戦ドイツGPは欠場する判断に至った。
また、代役は立てずレプソル・ホンダ・チームとしてはマルク・マルケスのみの出場になるという。さらに、今シーズンからミルとともにホンダに移籍したアレックス・リンス（LCRホンダ・カストロール）も前戦にクラッシュを喫しており、右足の脛骨と腓骨を骨折しているため欠場となる。そのため、ホンダ勢としてはマルク・マルケスと中上貴晶（LCRホンダ・イデミツ）の2台体制となりそうだ。
