「契約延長を話し合ったことはない」ムバッペがPSGへの態度を明らかに、残り1年で契約満了へ…それでも「今夏の退団は望んでいない」

[写真:Getty Images]

フランス代表FWキリアン・ムバッペが、報じられている自身の去就について言及した。フランス『レキップ』が伝えた。

パリ・サンジェルマン(PSG)のエースとして活躍するムバッペ。昨夏の移籍が濃厚とされた中、クラブはシーズン終了前に2025年夏までの契約延長を発表。ムバッペの残留を勝ち取った。

クラブとして、ムバッペを中心にチームを作りたいという考えがある中、名実ともにクラブの軸となっているムバッペ。しかし、クラブとは自身の知らないところでプロモーション利用されたことで確執が生まれ、不信感を持っているとされていた。

そのムバッペには、引き続きレアル・マドリーが関心を寄せており、2025年とされた契約も、2024年までの契約に1年間の延長オプションがついているというもの。1年後にはフリーになる契約だ。

マドリーはムバッペに関心を持ち続けていた中、13日にフランス『AFP』に対してムバッペが声明を送り、クラブとの契約延長については話し合っていないと明言。今夏の退団を望んでいるわけではないとした。

「キリアン・ムバッペとその関係者は、書簡を送付した2週間前を除き、この点についてこの1年間クラブと話し合ったことはないと主張する」

「また、契約延長の可能性についても言及されていない」

「ここ数週間、来シーズンもパリジャンであることを公言しているキリアン・ムバッペは、今夏の退団を希望しておらず、単に1年間の延長が有効になっていないことをクラブと確認をしただけだ」

「この書簡を受け取ったことがメディアに漏れ、これらのやりとりが、彼らのイメージとクラブとの話し合いの円滑な進行を損なうことのみを目的として公にされたことを遺憾に思う」

正式にムバッペの態度が明らかになったが、PSGにとっては大きな出来事。このままでは1年後にフリーでエースを手放すことになるため、今夏の売却か契約延長に動き出すことは間違いない。ただ、本人が望んでいない退団を押し進めれば、両者の関係はより拗れることになるだろう。

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