米5月消費者物価4.0%上昇 11カ月連続で伸び鈍化

米消費者物価指数の推移

 【ワシントン共同】米労働省が13日発表した5月の消費者物価指数は前年同月に比べて4.0%の上昇だった。伸び率は11カ月連続で縮小。前年同月比9.1%上昇だった昨年6月をピークに、鈍化が続いている。今回は2021年3月(2.6%)以来の小さい上昇幅だった。

 米連邦準備制度理事会(FRB)は13、14両日に金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)を開く。物価上昇の減速が続いたことでFRBが景気動向を巡る警戒感から、利上げの一時停止に動くとの見方が強まりそうだ。

 品目別では食品が6.7%上昇で、伸び率の縮小が続いた。ガソリンが19.7%、中古車は4.2%それぞれ下落した。

© 一般社団法人共同通信社