セリエA屈指の技巧派ルイス・アルベルト、カタール王者へ移籍か

[写真:Getty Images]

ラツィオの元スペイン代表MFルイス・アルベルト(30)はカタール行きの可能性があるようだ。『フットボール・イタリア』が伝えている。

セリエA屈指の技巧派として知られるルイス・アルベルト。若き日に所属したバルセロナB(現バルサ・アトレティック)やリバプールでは花開かずも、2016年夏に加入したラツィオで持ち前のチャンスメイク能力を存分に発揮し、不動の地位を手にした。

今シーズンは退団を望んでいた影響で、開幕からしばらくはベンチスタート。それでも、年明け以降は信頼を完全に取り戻し、終わってみればリーグ戦35試合の出場で6ゴール7アシストを記録した。ルイス・アルベルトのスタメン復帰がラツィオにチャンピオンズリーグ(CL)出場権をもたらしたと言っても過言ではない。

一方、本人の意向は定かでないものの、今夏も退団の可能性がある模様。イタリア『スカイ・スポーツ』によると、カタールのアル・ドゥハイルがルイス・アルベルトの獲得に移籍金1500万ユーロ(約22億5000万円)を提示し、対するラツィオは最低でも2000万ユーロ(約30億1000万円)を要求しているとのことだ。

昨年1月から元ラツィオFWのエルナン・クレスポ監督が指揮を執るアル・ドゥハイル。2022-23シーズンはアル・サッドの3連覇を阻止し、3シーズンぶりのリーグ優勝を成し遂げている。また、22試合で22ゴールを叩き出した元柏レイソルのケニア代表FWマイケル・オルンガが絶対的エースとして君臨している。

オルンガへのラストパスをルイス・アルベルトが供給すると考えれば、オルンガもさらにゴール数を伸ばせそうだが、果たして。

© 株式会社シーソーゲーム