W杯メンバー選出の清水梨紗と南萌華が新スパイクイベントで意気込み、4度W杯経験の長友佑都がエール「頼もしいですし、期待しています」

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ナイキは13日、女性の意見を多く取り入れた新スパイク「ファントム ルナ」を発表した。

【写真】女性の意見を取り入れたナイキの新スパイク「ファントム ルナ」

都内では「ファントム ルナ」の発表イベントが行われ、なでしこジャパンの清水梨紗(ウェストハム)、南萌華(ローマ)、そして日本代表の長友佑都(FC東京)が参加。MCを務めた勝村政信さんと共にトークショーを行った。

この日は、オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)のメンバー発表が行われ、清水と南は共にメンバーに選ばれた。

率直にメンバーに選ばれたことについて清水は「素直にW杯のメンバーに選ばれて凄く嬉しいです。選ばれたからには優勝を目指してチーム全員で頑張っていきたいので、よろしくお願いします」とコメント。南は「サッカーをやっていたら、誰もが出たい大会だと思いますし、W杯に選出してもらえて嬉しいです。昨年からプレーの場を海外に移したの、その成果を代表で見せられればと思います」と意気込みを語った。

昨年のカタールW杯に出場し、4大会連続で世界と戦った長友は「本当におめでとうございます」と2人を祝福。「W杯で世界一を目指せるということは頼もしいですし、期待しています」とエールを送った。

海外でのプレーする清水は日本との決定的な違いについて「スピードやフィジカルは日本のリーグでは体験できないことが今自分は体験できていると思います」とコメント。南は「スピードやフィジカルはもちろんですし、DFの選手として海外の選手のシュートレンジは違いを感じました」と語った。

世界を知った上で臨むW杯。期待することについて清水は「私は男子のW杯を見て勇気をもらいましたし、自分もW杯で勝利を掴みたいと思いました。女子サッカーの未来を背負って、1人でも多くサッカーを始めてくれる子が増えたらいいなと思うので、結果にこだわりたいです」と語った。

南は「私も男子のW杯を見て、改めてサッカーの良さだったり、凄いなと感じたので、たくさんの方に思ってもらうこともそうですし、毎試合女子サッカーを盛り上げようとプレーしていますが、W杯という大きな舞台なので、女子サッカーを見ていただける良い機会なので、もう一度女子サッカーを応援してもらえるようにチームとして頑張りたいです」と意気込んだ。

2011年、なでしこジャパンはW杯で優勝し見事世界女王に。日本は同年に東日本大震災が発生し、暗い影を落とした中での明るい話題となった。長友は当時を振り返り「凄かったですね。W杯の影響力は凄まじいと感じましたし、実際に男子の昨年のW杯の後、家の近くを散歩していたら3歳ぐらいの子がいたんですが『ブラボー!』って言われて、3歳の子たちも見てくれているんだと嬉しくなりました」とコメント。なでしこジャパンも結果を残して欲しいと期待を寄せた。

女性の意見を取り入れた「ファントム ルナ」。清水は実際に着用したとのことで「長い期間履いたことはないですが、最初に履いた時にくるぶしまであることが良いなと思いました」とコメント。「プレーしていても、足の裏がズレていない感じがして、凄くフィットしているのかなと感じました」とコメント。普段は「ティエンポ」を履いており、フィット感を大事にする清水にとっても履きやすいスパイクだったようだ。

また、こういったナイキの取り組みについて清水は「色々な意見を取り入れてもらって、女性に合ったスパイクを作ってもらえるのは凄く嬉しいですし、着用してそれを感じているので、凄く大切にしたいスパイクです」とコメント。まだ着用はしていないものの南は「なかなか女性の意見を取り入れてスパイクを作ることは今までもなかったんじゃないかなと思います。本当に素晴らしいスパイクができたのかなと思います」とコメント。「今はケガも多く、こういったスパイクで予防につながるんじゃないかなという気もします。良い方向に向かっていると思うので、私も履いてみたいです」とコメントした。

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