フランス代表FWキリアン・ムバッペが、パリ・サンジェルマン(PSG)残留を明言した。
PSGのエースとして活躍するムバッペ。昨夏の移籍が濃厚とされた中、クラブはシーズン終了前に2025年夏までの契約延長を発表。ムバッペの残留を勝ち取った。
しかし、実際には2024年夏までの契約に1年間の延長オプションがついているというもの。そのオプションを巡っては、ムバッペが『AFP』に対して声明を送り、「この点についてこの1年間クラブと話し合ったことはないと主張する。また、契約延長の可能性についても言及されていない」と行使することを否定していた。
一方で、「来シーズンもパリジャンであることを公言しているキリアン・ムバッペは、今夏の退団を希望しておらず、単に1年間の延長が有効になっていないことをクラブと確認をしただけだ」とし、クラブからの退団を望んでいるわけではないことも主張していた。
しかし、今シーズン限りでムバッペとの契約が切れるとなれば、PSGとしても大きな問題に。本人に残留の意思がないとなれば、1年後にはフリーで手放すこととなり、移籍金を得るためには今夏売却する必要が出てきてしまう。
これを受け、フランス『ル・パリジャン』が「キリアン・ムバッペ、今夏のレアル移籍を望む」と報道。すると、ムバッペ本人がツイッターでこの記事に対し「ウソ」と投稿し、来シーズンはPSGでプレーすると明言した。
「ウソ…それと同時に、大きくなればなるほど、通り過ぎていく」
「来シーズンもPSGで続けると既に言っている。とても満足している」
自ら新シーズンもPSGでプレーすると表明したムバッペ。PSGがどういう判断をするかは定かではないが、間違ってもムバッペが今夏の移籍を望んでいるということはなさそうだ。
PSGは7月に2年連続となるジャパンツアーを開催。セレッソ大阪やインテル、アル・ナスルと対戦するが、ムバッペも無事に2年連続で来日することになりそうだ。