札幌市の生活保護申請3年連続増 22年度6575件 目立つ30代と高齢者

 札幌市の2022年度の生活保護の申請件数(確定値)は、前年度比9%増の6575件で3年連続で増加した。コロナ禍によって雇用情勢が悪化したことなどから、高齢者のほか、30代の若年層の増加も目立った。市はコロナ禍に伴う国の支援制度の終了や物価高の影響で、本年度の申請件数は増える可能性があるとみて、困窮者を支援や保護につなぐ体制を強化する構えを示している。

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