横須賀市は市役所前公園(同市小川町)と公園地下にある駐車場「ぴぽ320」をリニューアル整備する民間事業者を7月から公募する。公園としての機能を残しつつ、マンションやホテル、商業施設などの建設が可能で、同駐車場建設時の借入金残額相当約5億円を負担する必要がある。公園は京急線横須賀中央駅周辺市街地で唯一のまとまった公共空間で、市は再整備による地域活性化を目指している。
市は関連事業費を盛り込んだ一般会計補正予算案を7日開会の市議会6月定例議会に提案した。
公園全体の敷地面積は約5千平方メートルで、駐車場入り口の道路などを除く公園部分は約4千平方メートル。市は広場部分を含む3千平方メートル以上を公園として残し、その他の場所を開発可能な場所とする。土地は30~70年ほどの定期借地契約を想定。事業者は市民の憩いの場となる公園、遊具などの子どもの遊び場、緑地を整備する必要がある。