奈良クラブ、大和郡山市と連携協定

奈良クラブの浜田社長(右)と大和郡山市の上田市長(左)=13日、大和郡山市北郡山町の市役所

 奈良県大和郡山市とサッカーJ3リーグの奈良クラブは13日、さまざまな分野で連携協力する協定を締結した。協定の内容はシティセールス、スポーツの振興及び健康づくり、青少年の健全育成、地域貢献活動や地域の活性化など多岐にわたる。

 奈良クラブは昨シーズンから「県39市町村応援プロジェクト」を展開しており、同様の連携協定は奈良市、田原本町、橿原市、下北山村、三郷町に続いて6番目。同日、大和郡山市北郡山町の同市役所で協定締結式があった。

 奈良クラブの浜田満社長は「早い段階で連携協定を結び、協力していけることはクラブとしてもありがたいこと。市からアイデアをもらいながら、子どもたちに向けてできることなどもしていければいいなと思っている。クラブの成長とともに、市のさまざまな分野での成長の一助になれれば」と話す。

 上田清市長は「内容が幅広く、町づくり全体に関わってくる協定なので、いろいろなアイデアを出していきたい。市の特色の一つである金魚とのコラボなど、ぜひ新しいものを生み出していければ」と展望を語った。

 協定の締結を記念し、奈良クラブから選手のサイン入りユニフォームを市へ贈呈。24日午後3時から、奈良市のロートフィールド奈良で行われるアスルクラロ沼津(静岡県沼津市)とのホームゲームを「大和郡山市民デー」とし、市内在住・在勤者を無料招待することが伝えられた。

 また、同日、会場では市から金魚すくいの出店も行われる。

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