フィンエアーは、当初の利益予想を引き上げ、2023年通年の営業利益が黒字化する見通しを示した。
旅行需要が予想以上に堅調であることや、燃油価格の動向が好転していること、新たな戦略の進展に伴い、2023年通期の営業利益が2019年の水準に達するか、それを上回る可能性があるとした。売上高は2019年を下回るとみている。
これにより、当初目標としていた、2024年半ばにも営業利益率を5％以上にするという目標を、12か月から18か月前倒して達する可能性が高い。リスク要因として、燃油価格の高騰が続いていることや、ロシア領空の閉鎖、インフレと金利の上昇を挙げた。
