リヴァプールがレアル・マドリードに所属するウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデの獲得を目指してオファーを出したものの、即座に拒否されたという。イギリス『デイリーメール』電子版が報じている。
リヴァプールは中盤の刷新を進めており、その一環としてブライトンからアルゼンチン代表MFアレクシス・マクアリスターを獲得している。そして、さらなる中盤の強化を目指してバルベルデに白羽の矢を立てているという。
ユルゲン・クロップ監督はチャンピオンズリーグでの対戦歴からバルベルデのプレーを大いに気に入っており、獲得を熱望しているとされている。
それを受けてクラブは5100万ポンド(約89億8760万円)の移籍金を提示したものの、レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長は即座にこれを拒否したようだ。
レアル・マドリードではクロアチア代表MFルカ・モドリッチと元ドイツ代表MFトニ・クロースがキャリアの終焉に近づきつつあり、こちらも中盤の若返りは不可欠。すでにイングランド代表MFジュード・ベリンガムを獲得しているが、現在24歳で、すでにレアル・マドリードのトップチームで5シーズンを過ごしているバルベルデは重要度の高い存在だ。
現在の契約は2027年までとなっており、契約解除条項は8億5600万ポンド(約1511億5030万円)という破格の金額となっている。
現状で、ペレス会長は彼の移籍金を8500万ポンド(約149億8490万円)に設定している。リヴァプールのオファーには様々な出来高が付帯されており、それらを合計するとレアル・マドリードの請求額に近い金額になるそうだが、ペレス会長は出来高なしの8500万ポンドでの支払い以外は受け付けない構えを示したという。
バルベルデ自身もリヴァプールへの移籍は乗り気ではないようで、3月にリヴァプール移籍報道が出た際には「彼らが僕をレアル・マドリードから連れ出したいのであれば、僕のことを殺して運んでいかなければならない」と語っている。