栃木県内の20の企業ブースが出展 「高校生向け就活イベント」で将来の進路を考える

 来年(2024年)の春に、卒業予定の高校生などにむけた求人情報の公開日が7月に迫るなか13日、宇都宮市では合同の就活イベントが開かれました。

 宇都宮市で行われた就活イベントには、県内に本社や工場を置く20の企業がブースを出展し、県内の高校3年生を中心に約120人が参加しました。

 参加者たちは、興味のある企業のブースを巡って仕事の体験をするなど将来の進路について考えていました。

 高校生の就職活動を巡る厚生労働省のまとめによりますと、求人の数はコロナ禍からの経済活動の再開に伴い回復傾向にあるものの、少子化の影響などで職を求める人の数は減少傾向にあります。

 また、高校生は学校に届く求人票の中から応募する企業を選ぶのが一般的で、入社後のイメージを掴みにくいことから、早期の離職率が大卒と比べて高くなっています。

 イベントを企画した「ジンジブ」では、今後も多くの企業が一堂に会する説明会などを通じて就職後のミスマッチを減らしていきたいとしています。

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