いよいよ完全復活か!?先制の適時三塁打でここ3戦打率.455と打撃好調の岡田監督が待ち望む近本光司&中野拓夢に並び阪神打線を牽引できる逸材とは!?

高山俊が先制のタイムリースリーベースヒット

6月13日、タマホームスタジアム筑後で行われたウエスタン・リーグのソフトバンクホークス戦に、「3番・DH」で先発出場した高山俊は、4打数2安打1打点。先制のタイムリースリーベースヒットを放つなどマルチヒットを記録し、ここ3戦打率.455と打撃好調で、1軍昇格へアピールした。

初回、1アウト1塁の場面で打席に立った高山俊は、ソフトバンクホークス先発の木村光の6球目148kmストレートをセンターへ弾き返し、先制のタイムリースリーベースヒットを放った。

さらに、8回2アウト走者なしの場面で、高山俊はソフトバンクホークス3番手・又吉克樹の6球目145kmシュートをレフトへ運び、2試合連続のマルチヒットを記録した。

高山俊は岡田監督から復活を期待され、春季キャンプは1軍スタートも、開幕は2軍で迎えていた。ウエスタン・リーグ開幕後も打率1割台と苦しんだが、4月の後半からヒットがコンスタントに飛び出すようになり、打率.250にまで上昇させた。

3試合連続安打、2試合連続マルチヒットを記録する高山俊は、ここ3試合で11打数5安打2打点1HR、打率.455と打撃好調を維持しており、完全復活の予感を漂わせている。

ライトのポジションは固定されず、前川右京、ミエセス、小野寺暖、島田海吏らが激しい争いを繰り広げている。そのライトスタメン争いに高山俊も割って入るべく、今シーズン1軍初昇格を目指している。

高山俊が1軍昇格を果たし、岡田監督が待ち望んだ本来の姿を発揮し、近本光司、中野拓夢に並び、阪神タイガース打線を牽引する存在になってもらいたい。

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