ニセ電話詐欺で留学生が400万円被害 強制送還を免れる名目で 佐世保

 早岐署は13日、佐世保市の外国人留学生の20代男性が、強制送還処分を免れる名目で約400万円をだまし取られるニセ電話詐欺事件が発生したと発表した。
 同署によると6月9日から12日までの間、留学生の母国政府の職員を名乗る男が電話や交流サイト(SNS)アプリを使い「あなたが事件に関与していると分かった。強制送還処分を受けたくなければ金を払って」などと伝えた。留学生は日本円にして約400万円相当をインターネットバンキングで振り込んだ。
 県警は「外国で捜査されている」「金を払えば捕まらない」といった電話やメールには落ち着いて対処するよう呼びかけている。

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