がんとの闘い、歩き続けて支援訴え 「リレー・フォー・ライフ」24日、青森・八戸市で

4年ぶりのイベント開催をPRする小渡委員長(中)ら=13日、八戸市

 がん患者や支援者がリレー形式で24時間歩き続けるチャリティーイベント「リレー・フォー・ライフ・ジャパン(RFLJ)八戸」が24日、八戸まちなか広場マチニワで開かれる。新型コロナの影響で4年ぶりとなる今回は、多くの人々に知ってもらうために会場を市中心部へ移した。また、感染リスクを考慮し、時間を正午~午後7時の7時間に短縮して実施する。

 13日、がんサバイバー(がん経験者)や市民有志でつくる実行委員会(小渡章好=のぶよし=委員長)のメンバー3人が八戸市内で会見し、イベントをPR、参加を呼びかけた。

 1985年に米国で始まった同イベントは現在、世界約30カ国に拡大。国内では2021年度に48カ所で行われた。青森県では13年6月の八戸市を皮切りに、青森市でも開かれている。8回目となる八戸市のイベントは、実行委と日本対がん協会(東京)が主催。

 前回(19年度)は約2800人が来場し、224万円を超える善意が寄せられた。集まった募金は運営費を差し引いて同協会に寄付し、がん患者の支援やがん撲滅に向けた研究に役立てられる。

 自身もがんサバイバーの小渡委員長は「罹患(りかん)しても諦めずに立ち向かってほしい。そのときの支えの一つになるはず」とRFLJの意義を説明。「たくさんの人たちにリレーフォーライフが再開したことを伝えたい」と語った。

 イベントは参加費千円(がん患者・大学生以下は無料)。当日参加可能。申し込み・問い合わせは実行委事務局(電話0178-51-8375)へ。

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