「佐藤錦」の品評会、農林水産大臣賞など決まる 山形

着色や詰め方などを基準に審査した「佐藤錦」の品評会=山形市・霞城セントラル

 県産サクランボの主力品種「佐藤錦」の品評会が13日、山形市の霞城セントラルで開かれ、パックの部でフルーツサトー・佐藤道幸さん(JAさがえ西村山)が最優秀賞(農林水産大臣賞)に輝いた。バラ詰めの「裸詰め」の部では遠藤稔さん(JA山形おきたま)が最優秀賞(東北農政局長賞)に選ばれた。

 県内各地からパック詰め(500グラム2パック)に14点、裸詰め(1キロ)に24点が出品され、実の着色や大きさ、詰め方などの基準で審査した。今年の佐藤錦の出荷盛期は、平年よりも5~7日程度早い今月13~17日ごろを見込んでいる。

 品評会は県JA園芸振興協議会とJA全農山形が主催した。出品された佐藤錦は14日に仙台市の藤崎で販売する。他の主な入賞者は次の通り。(かっこ内は所属JA)

 ◇パック▽優秀賞(県知事賞)=土田一誠(さがえ西村山)▽同賞(県果実研究会長賞)=土田真澄(さがえ西村山)アンスリーファーム(同)

 ◇裸詰め▽優秀賞(県知事賞)=フルーツサトー・佐藤道幸(さがえ西村山)▽同賞(県果実研究会長賞)=東海林龍弥(さがえ西村山)平沢幸樹(さくらんぼひがしね)

 ◇最高糖度賞=阿部隆幸(てんどう)27.5度

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