輝き放つ、最上紅花 河北

無加温ハウスで見頃を迎えている紅花=河北町・紅花資料館

 河北町の紅花資料館にある無加温ハウスの最上紅花が見頃を迎え、黄やオレンジの明るい色をした花が来館者の目を楽しませている。

 広さ約100平方メートルのハウス内に観賞用として約1000本が植えられ、周辺住民などでつくる「河北べに花会」が栽培している。高さ1.5メートルほどに育ち、今季は今月1日ごろから開花し始めた。見頃は20日ごろまで続く見通しで、同会代表の斎藤祐市さん(79)=同町谷地=は「例年並みの生育状況となっている。多くの人に県の花、町の花になっている紅花に親しんでもらいたい」と話している。

 来月1、2の両日は同館で恒例の「べに花まつり」が開かれる。期間中は入場無料で、露地物の紅花の観賞、リース作りなどが楽しめる。問い合わせは同館0237(72)3787。

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