トヨタ総会、新体制選任 18年ぶり株主提案は否決

トヨタ自動車の定時株主総会の会場に入る株主ら=14日午前、愛知県豊田市の本社

 トヨタ自動車は14日、愛知県豊田市の本社で定時株主総会を開いた。4月に社長に就いた佐藤恒治氏と会長となった豊田章男氏ら10人を取締役として選任。約14年ぶりのトップ交代を経て新経営体制が正式に発足した。トヨタの総会では18年ぶりとなる株主提案は否決された。

 佐藤氏は株主から意気込みを問われ「豊田会長が積み上げてきた価値観をしっかりと継承しながら、社会システムの変化に順応した未来のクルマにチャレンジしていくことが(新経営陣の)使命だ」と語った。

 トヨタ出身の取締役は佐藤氏とともに副社長に就いた中嶋裕樹氏、宮崎洋一氏を含む6人。

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