襲われる歩行者ら…現金30万円やバッグなど130点を奪い続けた“ひったくり男”捜査終結 住居不定の無職

浦和署=さいたま市浦和区常盤

 埼玉県内で窃盗を繰り返したとして、浦和署は13日、窃盗の疑いで、住居不定、無職の男(48)=常習累犯窃盗罪で起訴=をさいたま地検に追送検し、捜査を終結した。同署はこれまでに、窃盗10件(被害総額約59万円)を確認、いずれも立件した。

 送検容疑は1月14日から2月7日にかけて、さいたま市南区や蕨市、戸田市の路上などで、通行者から現金約30万円や手提げバッグなど130点(時価計約15万円相当)を盗んだ疑い。

 同署によると、2月8日にさいたま市南区で窃盗事件が発生。周辺の防犯カメラを解析したところ男の関与が浮上し、窃盗容疑で同月11日に逮捕した。その後の捜査で余罪が分かった。男は容疑を認めた上で、「生活費が欲しくてやった」などと供述しているという。

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