元仙台のMF道渕諒平、新天地はマルタのバルザンFCに決定「頑張っている姿を見せたい」

[写真:©︎J.LEAGUE]

マルタ・プレミアリーグに所属するバルザンFCは13日、MF道渕諒平(28)の加入を発表した。

ベガルタ仙台の下部組織出身である道渕。2017年に加入したヴァンフォーレ甲府でプロデビューを飾ると、2019年に仙台へ移籍した。

しかし、2020年10月に交際女性へのDV疑惑が大々的に報道されて契約解除に。翌年2月にはKリーグ2(韓国2部)の忠南牙山FCへ加入するも、日本での事件を問題視した市民団体の抗議を受け、わずか3カ月で退団となった。

その後、2021年夏にセルビアのラドニチュキ・ニシュへ加入。初年度は主力として公式戦36試合に出場して3ゴール4アシストと活躍したが、今季は出場機会が激減したこともあり今年1月に退団が発表された。

道渕はバルザンFC加入にあたって自身のツイッターを更新。過去の行いについて批判があることを受け止めつつ、新天地での意気込みを述べている。

「一人でも応援してくれる人がいる限り、その人に頑張ってる姿を見せたい。そんな気持ちでサッカーしていきたいです。批判の声も真摯に受け止め、応援してくださる方もたくさんいることも忘れずにマルタで頑張ってきます。まずはECLに向けて全力で練習します!」

なお、道渕が新たに加わることになるバルザンFCは、マルタ中央にある人口5000人にも満たない小さな村のクラブ。2010-11シーズンからは安定して1部に所属し続けており、2015-16シーズンからは5シーズンにわたってヨーロッパリーグ(EL)予選に参戦した。

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