「にんげんこわい2」放送決定! 吉田羊、吉岡里帆、岡田将生、安田顕、松重豊、伊東四朗が各話を彩る

吉田羊、吉岡里帆、岡田将生、安田顕、松重豊、伊東四朗がWOWOWOプライムで8月11日にスタートする連続ドラマW-30「にんげんこわい2」(金曜午後11:00)に出演する。

怖い話の宝庫である落語の演目を原案とし、人間のさまざまな欲望が引き起こすこわい物語をオムニバス形式で描く新感覚落語ドラマのシーズン2。落語界をけん引、今最もチケットが取れない落語家の1人である柳家喬太郎がシーズン1に引き続き語りを務める。脚本はシーズン1に引き続き首藤凜、山田由梨、舘そらみの3人が書き下ろす。今回ドラマとして描く落語は「紙入れ」「品川心中(上・下)」「鰍沢(かじかざわ)」「権助提灯」「笠碁」の五つ。

第1話「紙入れ」で主演を務めるのは吉田羊。20代にして落語にハマったという吉田が不倫の噺である「紙入れ」をスリリングに演じる。吉田は「現場では、旦那の得体の知れなさと、新吉の素直な、それでいて時に見通しているようなお芝居が非常にスリリングで…。本当の間男はどちらで、知らぬふりをしているのは誰なのか、見るほどに“にんげん”が怖くなる新鮮な『紙入れ』をどうぞお楽しみください」とアピール。

第2話「品川心中(上)」と第3話「品川心中(下) 」で落ちぶれた看板花魁(おいらん)・お染を演じるのは、吉岡里帆。「品川心中(上・下)」は全6話で唯一、前後編に分かれた構成で、品川の遊郭を舞台に男女のだましあいを描く。吉岡は「人間の怖さとはいろいろありますが、このドラマ版“品川心中”で描かれるのは恋と欲望です。落語“品川心中”に登場するお染はプライドが高くずる賢い女性ですが、今作ではそこに少しだけ恋のエッセンスが入り、人間味のあるどこか憎めないキャラクターになっています。ほれたが負けの恋心をユーモアと情熱を持って挑みました」と意気込む。

第4話「鰍沢」で主演を務めるのは岡田将生。「昭和元禄落語心中」(NHK)にて柳家喬太郎の指導のもと人気落語家役を演じた岡田が、妖しい山に迷い込む好奇心旺盛な主人公の旅人を演じきる。「語り部が喬太郎師匠と言われたら、、もうそれはやる以外ないのです」と言う岡田は「この話こそ今回の『にんげんこわい』の象徴となるお話なのではと思います。2日間の撮影でしたが、鰍沢の話の中に入ること、触れられたこと、とてもうれしく思います。ぜひ放送を楽しみに待っていてください」と話す。

第5話「権助提灯」で主演を務めるのは安田顕。主人に夜通し振り回されてしまう権助をユーモラスかつシリアスに演じる。安田は「興味深く、面白いことに挑戦されている企画に呼んでいただき、うれしく、光栄です。若旦那とその使用人、飯炊きの権助の、夜中から夜明けまでのお話です。権助は、ただただ寝たいだけの人。そこに羨望や劣等感などはなく、ただ『そういうもの』として毎日を全うする人。そういう時代に生きた人。そう解釈して取り組みました」と明かす。

第6話「笠碁」では主演の松重豊と、伊東四朗が演技合戦を繰り広げる。松重は「お客さんを笑わせるのも恐がらせるのも、テンポと間がすべてだとも言えます。笑いの古典芸能である落語をホラー仕立てで作り上げていく本作。しかも伊東四朗さんとの共演ということで、身の縮む思いで臨みました」と報告。伊東は「『碁敵は憎さも憎し懐かしし』だったかな、囲碁をやる人なら、いや将棋、チェス等やる人もちょっと照れくさく気になる言葉ではないだろうか、そこの心理を突いた落語の『笠碁』を元にしたドラマの出演依頼に一もニもなく飛びついた、だって私にもこんな心理状態、若い頃あったんだもん。しかも相手役が大好きな松重さんと来ちゃなぁ…。皆さん2人の丁々発止、どうぞお楽しみに」と話している。

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