愛媛県の内子町は14日、医療費などが自己負担の限度額を越えた場合に申請できる給付金について、延べ53世帯、計約240万円の支給漏れがあったと発表しました。
これらは既に「時効」となっていますが、町は独自で支給する方針です。
内子町によりますと支給漏れがあったのは、国保から給付される「高額医療費合算療養費」と「高額療養費」、介護保険から給付される「高額医療合算介護サービス費」です。
担当者が最大3年にわたり、対象者に申請を促す通知書を送っていなかったということです。
今年度の事務処理を進めるにあたり、過去の状況を確認したところ、支給漏れが発覚しました。
これらは既に時効になっていますが、町は議会に損害賠償金として予算計上し、議決されれば対象者に支給する方針です。
また、当時は職員が1人で事務を担当していたということで、町は複数の職員で確認をするなどして、再発防止を図ることにしています。