比嘉一貴が今季2度目の日本ツアー つかの間の帰国で「もう少しポジティブに」

国内ツアーは今季2戦目(撮影/谷口愛純)

◇国内男子◇ハナ銀行 インビテーショナル 事前(14日)◇千葉夷隅ゴルフクラブ(千葉)◇7625yd(パー73)

「久しぶりにホテルにあるお風呂に行った。よく眠れる感じがする」と、ゆっくり湯ぶねに浸かった。昨季賞金王の比嘉一貴が、4月「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」以来今季2度目の日本ツアーに参戦する。

今年は1月の米男子ツアー「ソニーオープン」に始まり、ここまで11試合で欧・米・アジア各ツアーを飛び回った。「耐えるゴルフというか、難しいゴルフ場が続いたからか、ミスのことを考えてしまうゴルフだった」と上位で戦えないもどかしさを感じた海外転戦。2月の欧州「ヒーローインディアンオープン」の4位が今季自己ベストで、海外5試合は予選落ち。気づけば課題にばかり目が向くことが増えたが、気持ちは下を向いていない。

「アプローチやバンカーも、色々な打ち方ができるようになった。ちょっとずつできることが増えている」と成長も実感している。5月は自身初の海外メジャーとなる「全米プロゴルフ選手権」で予選通過。東北福祉大の先輩・松山英樹と米国で過ごす時間からも、「見ているだけで勉強になる」と学ぶことがたくさんあった。

久々に会う選手たちとの練習が楽しい(撮影/谷口愛純)

久々の日本の試合で意識するのは、気持ちのリセット。「もう少しポジティブに。自信を持って打てるゴルフができれば、またゴルフも楽しくなる」とさらに自信をつけて海外の活躍につなげたい。

今週を終えれば、次の日本ツアー参戦は少なくとも7月20日開幕の「全英オープン」出場後になる。「久しぶりに帰って来たので、選手たちに会えるのも楽しみだった」とつかの間の帰国を楽しみつつ、明日からアグレッシブにバーディを狙っていく。(千葉県大多喜町/谷口愛純)

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