転んでも泥んこでも大はしゃぎ 田んぼで綱引きやリレー、親子ら40人が「運動会」満喫 兵庫・上郡

泥しぶきを上げて旗を奪い合う子どもたち=上郡町河野原

 親子で泥遊びを満喫する「どろんこ運動会」が、兵庫県上郡町河野原の田んぼであった。町内を中心に4歳から40代までの約40人が、泥まみれになりながら綱引きやリレーを楽しんだ。

 農業を身近に感じてもらおうと、地元農家らでつくるコミュニティー組織「円心の郷・赤松」が主催。縦37メートル、横50メートルの田んぼに水を張り、5種目でチーム対抗戦を繰り広げた。

 水田に足を踏み入れた子どもたちは、軟らかい泥の感触に大はしゃぎ。ズボンから下げたビニールテープを取り合う「尻尾取り」では、背後に回ろうとしてぬかるみに足を取られたり、取っ組み合いでもつれたりして次々に転んでいた。

 10~15メートル先の旗を奪い合う種目で小学生1位になった上郡小6年の女児(11)は「最初は足に泥がつくのが気持ち悪かったけど、漬かっているうちに楽しくなってきた。もう5回は転んだかな」と満面の笑みを浮かべた。

 17日には同じ田んぼで田植え体験がある。参加費300円。3歳未満は無料。申し込みは町農林振興課TEL0791.52.1116 (地道優樹)

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