新ピーター・パン山﨑玲奈誕生! ロードウェイミュージカル『ピーター・パン』製作発表会レポ

11代目となる新ピーター・パン山﨑玲奈誕生!
演出に長谷川寧を迎え、新演出で生まれ変わる 43 年目のピーター・パン!
青山メインランドファンタジースペシャル ブロードウェイミュージカル『ピーター・パン』の製作発表会が行われた。

山﨑玲奈、小野田龍之介、岡部 麟(AKB48)、須藤理彩、江上万絢が本番衣裳で登壇。
なお、新生ピーター・パンの誕生を記念して、9 代目ピーター・パンの唯月ふうかがMCを努める。

まず、唯月ふうかが登壇、作品の解説、唯月ふうかは9代目のピーター・パン、2013年から16年まで務めていた。それから、堀会長が挨拶。日本初演から43年。BWでの初演から69年、原作者のサー・J・M・バリによる舞台から実に120年。これだけ愛された物語もなかなかない。

そして歌唱披露、まずはウェンディ役の岡部 麟とその母・ダーリング夫人役の須藤理彩の歌唱「心優しい羊飼い」寝る前にお母さんと歌う曲、ゆっくりとした優しい感じの曲調。

2曲目は「アイム・フライング」ハイライトシーン、ピーター・パンが子供たちに空の飛び方を教えてネバーランドに旅立つ曲、一転してアップテンポ、元気な曲、一度聴いたら忘れられない。山﨑玲奈が元気よく!歌唱力はミュージカル「アニー」の主役を務めただけあって堂々たる歌いっぷり。

3曲目は「フックのワルツ」、小野田龍之介が茶目っ気たっぷりに登場、「フックの世界へようこそ!」と客席に向かってアピール。フックがいかに意地悪な悪党かを、パイレーツとともに歌った曲。こちらもキャッチーな曲調だ。

それから会見が始まった。ピーターパン出演が決まった時の感想は?と聞かれて山﨑玲奈は「ずっとやりたい作品だったので決まった時は『やっていいの?』『やばい』。稽古をしていて、歴代の諸先輩方がこうやって必死に頑張ってきたんだなと…私も頑張ろうと思います」と元気よく。

フック船長役の小野田龍之介は「たくさんの諸先輩がたが演じてきて、コメディタッチ、ダンディ、おじさん、様々なフック船長をやってこられた。高貴で色気のある愛されるフック船長ができたら…(と言って演出の長谷川の方を見る)…ピーターを盛り上げるように迫力満点でがんばります」とコメント。
昨年に引き続きウェンディを演じる岡部 麟(AKB48)は「今年は衣裳も変わって、何から何まで変わりまして、長谷川さんは動きのスペシャリストなので細かく指導してくださって、より目で楽しむ…目が足りないくらい!の『ピーター・パン』に」と語る。確かに水色のドレスで、可愛らしさの中に大人っぽい雰囲気も。ダーリング夫人を演じる須藤理彩は「この作品はお母さんの存在が大きい。ウェンディは最終的には『お母さんに会いたい、帰りたい』となります」と語る。ネバーランドでは迷子たちの”お母さん”になるウェンディ、また、フック船長率いるパイレーツもウェンディを自分たちの“お母さん”にしようとする。当のウェンディはいつしかお母さんや我が家が恋しくなる、という流れ。「安らぐ場所、愛情豊かにダーリング夫人になるように頑張ります」と語る。タイガー・リリーを演じる江上万絢は「稽古初日から体力的にハードです。躍動感あふれる舞台をお届けできると思います」とコメント。

演出の長谷川 寧は海外ではミュージカルを手がけたことはあるが、日本でのミュージカル演出はこれが初めて。「老舗ミュージカル、よくできた、パーフェクトに近いミュージカルです。今の人に観てもらうにはどうしたらいいか、大人でも楽しめる、子供の頃に観た方も大人になってまた観てもらいたい。必死になってネバーランドで生活する様を観ていただく、生きる必死さを伝えたい」と演出プランを。

衣裳については山﨑玲奈は「全身、葉っぱ!やんちゃ度があらわれている、チェーンもつけてます」と言い、小野田龍之介は「暑いです」と正直な発言。岡部 麟は「去年まではパジャマ、女性らしくなった、女の子としてピーターに…」と言い、隣で小野田龍之介(ダーリング氏と2役)は「お父さんも演りますが、ドキッとしてしまいます」と。須藤理彩は「前回は水色だったのですが、今回はゴールド、今は『着なれていない感』、歩き方から、ドレスに慣れていかないと」とコメント。タイガー・リリーの衣裳はかなり個性的。「面白い生地を使っています」と語るが、素材から凝っている。「お気に入りは頭の毛です」と語るが髪の色も個性的。また、どういうピーターを演じたいか?という質問が出た。山﨑玲奈は「かっこよくってウェンディやタイガー・リリーが惚れちゃうようなイケイケなピーターを演じたい、キュンキュンしたと言われるように」と言い、参考にしているピーターは?の質問に「唯月ふうかさん!!」と言い会場は笑いの渦に(笑)。「諸先輩のいいところを取り入れて」とコメント。
最後に山﨑玲奈が「新しいガラッと世界観、変わりますので。子供から大人まで幅広く…ネバーランドに来ていただきたいと思います」と元気よく締めて会見は終了した。

ストーリー
ロンドンに住むダーリング夫妻の子どもたち、ウェンディ、ジョン、マイケルの部屋に、空を 飛べる不思議な男の子が“あるもの”を取りに忍び込みます。その子の名前は、ピーター・ パン。ピーターは 3 人の子どもたちを連れ、いつまでも子どもでいられる“ネバーランド”へ 飛び立ちます。 ウェンディはネバーランドで出会った迷子たちの“お母さん”になり、タイガー・リリー率いるモリビト(森の住人たち)とも仲良くなりました。ウェンディたちは、みん なと楽しく愉快な時を過ごしながらも、いつしか我が家が恋しくなり、ロストボーイズも連れてロンドンの家に戻ることにします。 一方、フック船長率いるパイレーツはウェンディを自分たちの“お母さん”にしようと、捕まえてしまいます。それを知ったピーターは、ティンカー ベルとともに海賊船へ向かい、リリーたちと協力して、フック船長やパイレーツとの激しい戦いの末、ウェンディを救います。 いよいよ、ロンドンに帰る時、ピーターとの最後の別れ を惜しむウェンディたち。ウェンディは彼にお願いをします。「春の大掃除の季節にはきっと迎えにきてね。」と。時が経ち、約束を果たしにピーターがやってくるのですが・・・

概要
<キャスト>
ピーター・パン:山﨑玲奈 フック船長:小野田龍之介 ウェンディ:岡部 麟(AKB48)
ダーリング夫人:須藤理彩
タイガー・リリー:江上万絢
パイレーツ:今村洋一、渡部又吁、天野夏実、藍 実成、伊藤 奨、米澤賢人 ロストボーイズ:德岡 明、小熊 綸、阿部美月、梶 みなみ、松尾音音
モリビト:髙城 徹、住 玲衣奈、ASUKA、古澤美樹、西澤真耶、大津夕陽、大津朝陽、松 平和希
ジョン役(W キャスト):東 未結、堀 蒼寿
マイケル役(W キャスト):畠中一花、三田一颯
<スタッフ>
原作:サー・J・M・バリによる作品を元にしたミュージカル 作詞:キャロリン・リー
作曲:モリス(ムース)・チャーラップ 翻訳・訳詞:福田響志 演出・振付:長谷川 寧
音楽監督:宮川彬良
美術:BLANk R&D
照明:齋藤茂男
音響:井上正弘
衣裳:高橋 毅
ヘアメイク:河村陽子 アクション・パルクール:HAYATE 映像:anno lab
フライング:松藤和広 歌唱指導:板垣辰治 演出助手:伴・眞里子、玉置千砂子 演出歌唱アシスタント:杉浦奎介 稽古ピアノ:中野裕子 舞台監督:瀧原寿子 エグゼクティブ・プロデューサー:堀 威夫

東京公演詳細
<スケジュール> 期間:2023年7月25日(火)~8月2日(水) 会場:東京国際フォーラム ホールC
■スペシャルカーテンコール 対象日程:
7 月 26 日(水)16:30 / 7 月 27 日(木)16:30 / 8 月 1 日(火)16:30
■アフタートーク
対象日程:
7 月 29 日(土)16:30 (登壇者:山﨑玲奈/岡部 麟)
7 月 30 日(日)16:30 (登壇者:山﨑玲奈/小野田龍之介/長谷川 寧)

■東京公演にてカーテンコール一部撮影OK 。カーテンコールの一部を手持のスマートフォン等で撮影可能

■ツアー公演
名古屋:2023 年 8 月 5 日(土)~6 日(日) ―8 月 5 日(土)―8 月 6 日(日) 御園座 052-222-8222(平日10:00-18:00)
大阪:2023年 8 月 12 日(土)11:00/16:30 梅田芸術劇場メインホール 06-6377-3800 (10:00~18:00)
埼玉::2023 年 8 月 16 日(水) ウェスタ川越 大ホール 049-249-3777(9:00~19:00 点検日等休館日除)
長野(上田)::期間:2023 年8 月 19 日(土) 20 日(日) サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター)大ホー 0268-27-2000(休館日除 9:00~ 19:00)
新潟:2023 年 8 月 26 日(土)・27 日(日) りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館・劇場 025-224-5521
高松:2023 年 9 月 2 日(土)・3 日(日). レクザムホール(香川県県民ホール)大ホール 087-823-5023(10:00~18:00)

公式 HP:https://horipro-stage.jp/stage/peterpan2023/

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