街の住み心地ランキング 芦屋市が自治体別で首位、駅別では夙川が2位 関西版2023

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 賃貸住宅の大東建託(東京)は、近畿2府4県の住民を対象にした「街の住みここちランキング」の関西版を発表した。駅別では、兵庫県西宮市の夙川(阪急神戸線)が2位に入るなど、20位以内に兵庫県内の8駅がランクイン。自治体別では芦屋市が1位に輝いた。

 2019~23年にインターネットで行った調査を累計して分析。実際に住んでいる20歳以上の男女計14万1941人が59の設問に答え、生活・交通の利便性や自然・観光など八つのテーマでそれぞれ点数化した。

 駅別で、夙川は生活・交通の利便性と「静かさ・治安」の評価が高かった。3位の芦屋川(芦屋市、阪急神戸線)、10位の苦楽園口(西宮市、阪急甲陽線)も同様に治安面が評価された。ただ3駅とも「物価・家賃」では評価が低かった。20位以内に入った神戸市内の住吉(JR神戸線)、六甲道(同)、新在家(阪神本線)は、いずれも行政サービスで高い評価を得た。

 自治体別の芦屋市は、八つのテーマのうち物価・家賃以外の評価が高かった。7位の神戸市灘区は地域コミュニティーなどの「親しみやすさ」、9位の西宮市は「生活利便性」が特に評価された。

 兵庫県版の「住みたい街ランキング」では、駅別が1位=神戸三宮エリア(JRなど各線)▽2位=西宮北口(阪急)▽3位=明石エリア(JR、山陽電鉄本線)、自治体別は1位=西宮市▽2位=明石市▽3位=神戸市中央区-だった。(横田良平)

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