バイエルンは移籍金高騰のライス獲得を断念…コロ・ムアニ獲得へ全力注ぐ?

[写真:Getty Images]

バイエルンがウェストハムに所属するイングランド代表MFデクラン・ライス(24)の獲得を断念したようだ。

ウェストハムがヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)でクラブ史上初の優勝を果たした直後、デイビッド・サリバン会長から退団を容認するコメントが出されたライス。選手本人もステップアップを望んでおり、バイエルンのほかアーセナルやマンチェスター・ユナイテッドからの関心が報じられていた。

しかし、ドイツ『スカイ』によると、バイエルンはライスの獲得を断念したとのことだ。チェルシー指揮官時代からその才能を高く評価していたトーマス・トゥヘル監督は、ロンドンまで飛び選手を説得していたが、13日に行われたクラブのスポーツ委員会による会議の結果、争奪戦から下りることが決定されたという。

ライスにはアーセナルが1億ユーロ(約151億円)を超える移籍金+ボーナスを提示したとの報道もあり、バイエルンはこれ以上高額な金額の提示は難しいと判断したようだ。

これにより、クラブはかねてより補強ポジションとされてきたストライカーの確保に専念する模様。そして、フランクフルトのフランス代表FWランダル・コロ・ムアニ(24)の獲得に全力を注ぐ構えだ。

フランクフルトサイドは1億ユーロ+ボーナスというライスに近い金額を要求しているとされるが、実際は1億ユーロを下回る金額での獲得が可能と思われる。

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