甲子園で兵庫、大阪の両知事が始球式 2人が苦笑したボールの行方は… 万博の機運醸成に一役

ファーストピッチセレモニーを行う吉村洋文大阪府知事(手前)と斎藤元彦兵庫県知事=14日午後、西宮市の甲子園球場

 2025年大阪・関西万博の機運醸成に向けたプロ野球のナイター(阪神対オリックス)が14日、兵庫県西宮市の甲子園球場であり、兵庫県の斎藤元彦知事と大阪府の吉村洋文知事がそろって始球式を行った。同万博の公式キャラクター「ミャクミャク」のショーなどもあった。

 始球式で、斎藤知事の投球はワンバウンドで捕手のミットへ。同時に吉村知事が投じた球も、勢いよくストライクゾーンからそれ、終了後は2人で苦笑していた。

 万博期間中は、兵庫県も県内で体験型観光事業「ひょうごフィールドパビリオン」を展開するなど、両府県が連携を強める計画。斎藤知事は「機運が高まることは大切で、始球式により一役買えてよかった」、吉村知事は「これからも国や自治体などと協力し、万博を広げていくことに力を入れたい」と話していた。(村上貴浩)

© 株式会社神戸新聞社