米、5月卸売物価1.1%上昇 2年5カ月ぶり小ささ

 【ワシントン共同】米労働省が14日発表した5月の卸売物価指数はモノとサービスを合わせた総合指数が前年同月より1.1%上がり、上昇率は2020年12月以来、2年5カ月ぶりの小ささとなった。伸び率は事前の市場予想の1.5%より小さく、11カ月連続で縮小した。エネルギー価格が18.1%低下し、全体の上げ幅を押し下げた。

 今月13日に発表した5月の米消費者物価指数は前年同月に比べて上昇率は4.0%と11カ月連続で縮小し、米国で社会問題化したインフレが鈍化してきた。

 5月の卸売物価指数でモノの価格が2.4%低下し、食品は0.3%上げた。サービスは2.7%上昇した。

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