【韓国】日韓が技術共同研究、精密化学分野で協力[IT]

半導体やディスプレーなど精密化学分野で日韓の研究所や研究者が協力する「日韓技術共同研究協力事業」の発足式が14日、ソウル市内のホテルで行われた。

発足式には韓国産業通商資源省や韓国化学研究院、韓国生産技術研究院などのほか、日本側からは信州大学や九州大学、北海道大学などの専門家が参加した。

同事業では、◇中核素材◇半導体◇未来のモビリティー◇2次電池◇ディスプレー——など先端産業分野での協力が行われる。具体的には、窒化物系のナノ級高放熱素材技術やバイオマスベースの高性能接着剤、半導体パッケージング向けの高温酸化防止剤など9課題が暫定的に選定された。それぞれの分野での需要調査を経て、最終的な課題を確定する。

■31年にはシェア15%目指す

同9課題の世界の市場規模は約160兆ウォン(約17兆5,400億円)に上り、韓国のシェアは5.7%。日韓の協力を通じて、31年にはシェアを15%まで拡大できると見込む。

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